家に帰ってそんな話を家族の前に話したのでした。私の母親と一番上の姉は、それは「凄いネ!マサ子が芸能界に入ったら沢山のお金入ってくるし、有名になるのではないか」と、騒いでいたのでした。いよいよ!その芸能人と会うために東京へ訪れる日が近づいて来てきました。
姉は、東京へ出発する間際にも、いろいろと迷っていたのです。「もしかしたら、俳優の役柄でエロチックなものを求められようなことがあったらどうしようか、もしそうだとしたら断るしかないと、「でも…」と気持ちの整理が済んでいないところに、上の姉が何か余計な一言を言ったかは知りませんが、突如、東京へ行くのを取りやめて、普段通り仕事に出かけて行ったのです。
その時に、ふと思い出したのは、小学生だったある夜のことでした。これから寝ようしていた姉に枕元で言った言葉があったのです。「二十五歳で死ぬんじゃない!」とそんな言葉を掛けたのを思い出したのでした。一体何を思って言ったのかはわかりません。冗談で言ったかも知れないのに、現実に起こてしまったことです。
姉が亡くなったことに非常に悲し事でしたし、一体これからどうなるなるのか、と先が見えない不安な日々が続いたのでした。それから数年経ってから、沢田さんという女性に出会ったのです。彼女と話をするようになって、実は、彼女には弟がいるのですが、ある占い師によると、あなたが将来!結婚する相手の名前はマサ子という人で、そのうち一緒になるでしょうと言われたそうです。やはり沢田さんの弟さんは、マサ子という名前を付く女性と結婚をしたそうです。
私の叔母が、姉の葬式に来た時に話しかけたことは、姉が死んだ直後!叔母の家の玄関に現れて、マサちゃんかと呼びかけたら、すうっと消えたと言っていました。